ロムサック博物館でロムサックの歴史と文化を学ぶ in ペッチャブーン県

今回は、タイ北部のペッチャブーン県(จังหวัดเพชรบูรณ์)ロムサック群(อำเภอหล่มสัก)にある
ロムサック博物館
(Lomsak Museum พิพิธภัณฑ์หล่มศักดิ์)を紹介する。
ロムサック博物館では、ロムサックの歴史と文化について学ぶことができる。
館内はロムサックの歴史と文化を容易に学べるように、シアターエリア、歴史エリア、郷土料理エリア、生活エリア、民族エリア、政治エリアなどのエリアに分かれている。
入館料はなし。
地図
ロムサック博物館の地図はこちら。
ロムサック博物館前のストリートビュー。
画面をフリックして周りの風景を確認したり、矢印を押すことで順路の風景を確認できます。
初めて訪れる人は、参考にどうぞ。
見どころ
敷地にある銅像

博物館の敷地にある舟の銅像。
昔は運河が至る所にあり、交通手段として舟が多く使われていた。

昔は鉄が多く取れたため、鍛冶屋たくさんあった。
シアタールーム

一昔前のロムサックの歴史を知る人のインタビューなどの映像が見れる。
80年ほど前のロムサックには、ラオス人や中国人の移民が多くいた。
蝋人形エリア

蝋人形エリアでは第二次大戦頃のロムサックの生活を再現した建物や人が再現されている。
第二次大戦中の1944年にあったロムサックにあったムイ・リー・カフェ(ร้านกาแฟหมุยหลี)は、当時のロムサック住民では知らない人がいないほど有名なカフェ。
ムイ・リー(หมุยหลี)はこのカフェの店主の名前。
蝋人形は、ムイ・リー・カフェで働くカムムアン(คำมวล)おばさんで、ムイ・リーの妻。
ムイ・リーさんとカムムアンおばさんは2人ともコーヒーを淹(い)れるが、お客さんに親しまれていたのはカムムアンおばさんだった。
ムイ・リー・カフェは木造2階建てで、1階がカフェ、2階は住まいという構造だった。
朝の忙しい時間帯ではスイカとかき氷のスイーツで、かき氷にはシロップと練乳が掛かっていた。
熱いミルクと冷たいミルク、熱いコーヒーと冷たいコーヒーが売られていた。
店の裏に積まれた籾殻(みもがら)の中には正方形に切り分けられた氷の塊がたくさん置かれており、客に販売されていた。

第二次大戦時にあった散髪屋のマスター プリーチャー(ปรีชา)さん。
プリーチャーは8歳のときの事故が原因で足が不均衡になった。
店は木造の2階建てで、1階は散髪屋、2階は住まいだった。
プリーチャーさんは理容師だけでなく、散髪の先生、音楽家としても活躍した。

昔、ロムサックの繁華街にあった阿片(あへん)屋で阿片を楽しむ年配の中華系タイ人の女性。
この阿片屋では30人が阿片を吸えるスペースがあった。
昔は、阿片屋は許可をとてば開業できたため、大きな都市にはだいたい阿片屋があった。
阿片が合法だったときは、阿片用の税制もあった。
阿片を楽しむ客の多くは、お金持ちの中華系タイ人が中心だった。

サムロー(รถสามล้อ)。
昔は、道路の交通手段としてサムローが多く利用されていた。
バンコクではほとんど見ないですが、地方では市場前とかでもときどき見かける。

昔は鉄が取れたため多くの鍛冶職人がいた。

砂金を取るおじさん。
昔は鉄以外にも金が取れた。
仏像ルーム

仏像ルーム。
タバコ葉工場エリア

昔は、手巻きタバコ用のタバコ葉を作る工場があった。
現在でも、タバコ葉は普通のタバコより安いため、多くの低所得層の人が吸っている。
郷土食エリア

ショーケースの中に展示されている多くのロムサックの郷土食。

食品サンプルのクオリティは高く、一見するとまるで本物のよう。
最後に一言
今回は、タイ北部のペッチャブーン県ロムサック群にあるロムサック博物館を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
土曜日の午後4時から午後10時までのみロムサック博物館前で開催されるタイロム歩行者天国の記事も併せて、どうぞ!
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今回のサラパオポイントは5点。(全10点満点)
蝋人形エリア以外、旅行者にとっての見どころはほとんど無い。
無料で入館できるので、時間があれば寄ってみてはいかがでしょうか?
基本情報
博物館:ロムサック博物館(Lomsak Museum พิพิธภัณฑ์หล่มศักดิ์)
入館料:無料
住所:
ถนน รณกิจ ตำบล ตาลเดี่ยว อำเภอหล่มสัก เพชรบูรณ์ 67110
駐車場:有
電話:+66 56 701 333
営業時間:
水-金:9:00 - 16:00
土:17:00 - 21:00
定休日:日月
FB(タイ語):https://www.facebook.com/lomsakmuseum/
半径2km圏内にある場所
今回紹介した場所から半径2km圏内にある場所の記事はこちら。
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